FASID 一般財団法人国際開発機構

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これまでの表彰式・記念講演会 / 第21回 (2017年度)

 

第21回(2017年度)

第21回(2017年度)受賞作品

第21回(2017年度) 「国際開発研究 大来賞」は下記の、二作品受賞と決定しました。
多くの皆さまより ご推薦・応募 本賞事業へ参加をいただき、ありがとうございました。

 


OKITA Memorial Prize for International Development Research

 
 

式典報告

第21回表彰式・記念講演会について

日時:2018年2月1日(木)15:00~17:00

演題『開発研究の和製化を考える』 佐藤 仁
国際開発のキャリアステップとして英米の開発学大学院に留学することは定石になっています。
他方、日本の国際開発大学院は海外からの留学生が大部分を占めています。
ならば日本人が日本の大学院で開発を勉強する意味は、どこに見出されるか。
また、そこで学ぶべき開発学とはどのような特徴を備えたものであるべきか。
いまだに欧米のトレンドを追いかける日本の開発研究を真に和製化し、
世界に提示する可能性について拙著を踏み台に考えます。

 
演題『「近代化」は女性の地位をどう変えたか?
   タンザニア農村のジェンダーと土地権をめぐる変遷』 田中 由美子

慣習的な土地法や既成概念に阻まれ、女性が土地を自己名義で所有・相続することは難しい。
一方、タンザニアの農村では、女性の土地権が経時的に増加している。
女性たちは、幾多の弊害を乗り越えつつも、押し寄せる「土地権の近代化」の波に乗り、
自らの手に土地の権利を獲得してきている。女性たちの土地権の向上は、貧困削減だけでなく、
女性のエンパワーメントの達成にも大きく寄与している。
「ジェンダー視点に立った国際協力」が一層、求められている昨今、
本研究の成果を通じて国際協力に関わる研究者・実践者にとって今後何が求められているのかを、
一緒に考えていきたい。

 

【記念撮影】

前列・左から田中氏、審査委員長 杉下、佐藤氏
後列・審査委員一同・左から
 FASID専務理事岡田、大野泉氏(GRIPS教授)、
 荒木光弥氏(国際開発ジャーナル社)、
 絵所秀紀氏(法政大学教授)、滝澤三郎氏(東洋英和客員教授)

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