これまでの表彰式・記念講演会 / 第22回 (2018年度)
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第22回(2018年度)
第22回(2018年度)受賞作品
第22回(2018年度) 「国際開発研究 大来賞」は下記作品の受賞が決定しました。
多くの皆さまより ご推薦・応募 参加をいただき、ありがとうございました。
【助成】
本事業には、公益財団法人 三井住友銀行国際協力財団より助成を受けています。
第22回(2018年度)受賞作品
ほりえ みお
堀江 未央 著
『娘たちのいない村 -ヨメ不足の連鎖をめぐる雲南ラフの民族誌』
(京都大学学術出版会)2018年 外部データへ
第22回 大来賞 表彰式・記念講演会
この受賞を祝して、表彰式典ならびに執筆者による記念講演を開催致しました。皆様、満場のご来場をありがとうございました。
日時:2018年12月20日(木)13:00~15:00 会場:国際開発機構(FASID)セミナールーム (東京都港区麻布台2-4-5. メソニック39MTビル6階) http://www.fasid.or.jp/access/ 演題『男たちもいない村?-中国雲南省ラフ村落における人口流出とその行方』 講演者・受賞作品執筆者: 堀江 未央(名古屋大学高等研究院 特任助教) 中国で一人っ子政策の廃止が宣言されて3年になりますが、この政策が運用された36年の歴史は重いと言わざるを得ません。現在もなお続く男女比の不均衡に加え、少子高齢化が中国に訪れつつあります。 本講演では、中国における一人っ子政策と急激な経済成長が生み出した女性の移動の連鎖、それと平行して起こっている男性の出稼ぎによって、中高年のみが暮らしている西南中国のラフ村落とその行方について、 本書の後日談をお話しいたします。 |
【記念撮影 受賞者および審査委員】 前列・左から、委員 大野泉氏(JICA研究所長・GRIPS客員教授)、堀江氏、審査委員長 杉下 後列・審査委員一同・左から FASID専務理事藤田、北野尚宏氏(早稲田大学教授)、絵所 秀紀氏(法政大学 名誉教授)、滝澤三郎氏(東洋英和客員教授 ) |
審査経緯報告 審査委員・FASID専務理事 藤田伸子 |
正賞楯贈呈 |
記念講演 執筆者 堀江 未央 氏 |
第22回 本審査対象作品 |
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受賞作品と正賞楯 |
これまでの受賞作品(部分) |
執筆者・講師略歴
堀江 未央 (ほりえ・みお)1983年大阪府生まれ。2015年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了、
博士(地域研究)。
京都大学東南アジア研究所連携研究員を経て、現在、名古屋大学高等研究院特任助教。
主要著書・論文
「中国雲南省ラフ族女性の遠隔地婚出-ラフ社会における結婚との関わりに着目して-」
『東南アジア研究』52巻1号(2014年)、
「ヨメ不足の連鎖がもたらす女性の移動と越境―中国・ミャンマー国境域におけるラフ女性の事例から―」
『旅の文化研究所研究報告』No. 26(2016年)、
「[研究動向]女性の越境移動研究の展開―アジアにおける婚姻移動を中心に―」
『社会人類学年報』第43号、145-163頁(2017年)他。