PCM手法コース
FASIDでは、1990年より、開発援助プロジェクトの立案・運営・管理能力を有する人材を養成するためにPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)手法の研究・開発・研修をおこなっています。
PCM手法とは
PCM手法とは、開発援助プロジェクトの計画・実施・評価という一連のサイクルを「プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)」と呼ばれるプロジェクト概要表を用いて管理運営する方法です。その主な考え方は、欧米のドナー・新興援助国においても一般的概念として導入されており、わが国では主にJICA技術協力プロジェクトの運営管理の基本的ツールとして定着しています。PCM手法コースは、計画・立案コースとモニタリング・評価コースから成っています。 |
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計画・立案コース
プロジェクトの計画段階において、関係者分析、問題分析、目的分析、プロジェクトの選択の4つの分析ステップと、プロジェクト計画の概要表となるプロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)の理論と演習及び活動計画表(PO)について学びます。
モニタリング・評価コース
プロジェクトの実施段階において、PDMや活動計画表(PO)に照らしてプロジェクトの実施状況を継続的に把握し、必要に応じて計画内容を修正するモニタリングと、PDMと評価6項目の視点に基き、プロジェクトを体系的かつ客観的に分析・判断し、改善・教訓に活かす評価の手法を学びます。
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