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【5/31締切】オンライン開催_インクルーシブビジネスにおけるパートナーシップ分析フレームワーク 「P.ACT」実践ワークショップ ~MIT D-Lab開発「P.ACT」 「Drivers Pyramid」によるパートナーシップ分析体験~

インクルーシブビジネスにおけるパートナーシップ分析フレームワーク
「P.ACT」実践ワークショップ

~MIT D-Lab開発「P.ACT」「Drivers Pyramid」によるパートナーシップ分析体験~


★申込締切りました。ご応募ありがとうございました。

社会課題解決を目指したインクルーシブビジネスの実施で、難しさや課題を感じたことはありませんか?
なぜうまくいかないのか、狙った効果を達成できないのか、どうすればインクルーシブビジネスを成功させられるのか?
これらの問題に潜む理由の一つに、現地政府やNGOなどパートナー機関との連携の充実度があげられます。
表面的には良好にみえるパートナーシップが、実は、ビジネスの実施という観点において、必ずしも相互理解ができているわけではなく、それが、いま一つ成功に至らない理由かもしれません。


これらのパートナーシップに係る課題を紐解き、改善を図るべく、インクルーシブビジネスの研究機関であるマサチューセッツ工科大学傘下のMIT D-Labが、P.ACT(Partnership Co-Design Toolkitを開発しました。
日本企業によるインクルーシブビジネスの先駆けである、味の素ファンデーション(TAF)のガーナ栄養改善プロジェクトを、更なる成功に導いたツールです。
今般、味の素ファンデーションがガーナ保健省とのパートナー間協議で用いたP.ACTのツールの1つである「Drivers Pyramid」を用いた実践ワークショップを開催いたします

■ 
味の素ファンデーションのガーナ栄養改善プロジェクトにおけるP.ACTの効果
2021年にMIT D-LabのP.ACT開発者であるSaida Benhayoune氏と東京国際大学の共催で、味の 素ファンデーションとガーナ保健省(Ghana Health Service )のガーナ栄養改善プロジェクトにおけるパートナーシップについて、P.ACTを用いた分析を行いました。その結果、既にパートナー間で理解し合い順調に進んでいるものと考えていたプロジェクトで、双方が気づき得なかった視点が浮き彫りになりました。そして、各々の見解や役割、目的を明確にし、相互理解を深めるプロセスを経ることでプロジェクトの改善に繋がるという大きな効果がもたらされました。

 
本ワークショップでは、P.ACT開発者のSaida Benhayoune氏による「P.ACT」のレクチャーと、味の素ファンデーションTAFの上杉事務局長による実践秘話をお話頂き、「Drivers Pyramid」を用いたワークショップを行います。
企業、政府機関、NGO、スタートアップ企業の4者によるハイブリッド・パートナーシップにおいて、いかに共通の目標を目指し、協調できるか、グループワークを通じて議論します。

 

【ワークショップ開催概要】
■ 開催日時:6月 9日(木)19:00~22:00 
■ 開催場所:オンライン(ZOOM)
■ 対象者 :途上国でのインクルーシプビジネスに取り組む、あるいは検討している民間企業、またはインクルーシブビジネスに携わる政府系機関、国際開発機関、NGO等の職員。
■ 参加費 :無料(本邦初開催のため、特別に無料で実施いたします。)
■ 参加者数:最大16名まで
応募多数の場合、ご参加頂けない場合がございます。参加決定者に後日、確定通知をいたします。)
■ 登壇者 : P.ACT開発者 Ms. Saida Benhayoune
      公益財団法人 味の素ファンデーション(TAF)事務局長 上杉 高志氏■ ワークショップ ファシリテーター:東京国際大学 国際戦略研究所 取出恭彦、岡田仁孝
 一般財団法人国際開発機構(FASID)民間セクタープロモーションユニット 永井教之、阪田恵

■ プログラム構成(案)
  1. P.ACT開発者によるP.ACTの説明(Ms. Saida Benhayoune)(英語による説明、日本語説明資料あり)
  2. 味の素ファンデーションとガーナ保健省によるP.ACTワークショップの実践秘話(上杉氏)
  3. P.ACTのツール「Drivers Pyramid」を用いた実践ワークショップ(日本語によるグループワーク)
  4. グループワークの発表、及び講師によるレビュー


P.ACT開発者 Ms. Saida Benhayoune 経歴
ソーシャルビジネス戦略、ハイブリッド・パートナーシップ、参加型アプローチ、Base of the Pyramid(BOP)ビジネス戦略、官民連携などに精通するコンサルタント。ビジネスや国際開発分野において、経営、戦略、パートナーシップの領域を担い、MIT D Lab在籍中、パートナーシップ分析のフレームワークであるP.ACTを開発。味の素ファンデーション(TAF)とガーナ保健省とのガーナ栄養改善プロジェクトにおけるパートナーシップ改善に繋げる。その他、民間企業(Danone、J&J等)、国際開発機関(USAID、World Vision等)との豊富な協働経験をもつ。
 
■ 申込方法
 申込期限:5月31日(火)17:00  

■ P.-ACTについて

P.-ACT(Partnership Co-Design Toolkit)
インクルーシブビジネスの研究、実践を行うマサチューセッツ工科大学(MIT)D-Labが、
パートナーシップの課題を相互に把握し、インクルーシブビジネスの改善、更なる発展を図るべく開発した計12の分析ツールから成るフレームワーク。
 事業実施に必要なパートナーシップ構築のプロセスを、4段階(Learn、Imagine、Create、Evaluate)のフェーズで捉え、パートナー同士が、ともにプロジェクト改善を目指すため、各々の目的や能力、事業におけるバリューチェーンや価値などを整理する際に用いる参加型アプローチによるフレームワーク。事業の状況やニーズに応じ、課題を分析するために適切なツールを選び、パートナー間の協働検討に用いる。


■ P.ACTを用いた分析によって期待される効果

・ インクルーシブビジネスを実施中の企業 またはパートナー機関(国際開発機関、NGO、パートナー企業等):
気づき得なかったパートナーの視点、認識や、各々の役割、目標に気づき、プロジェクトにおける役割の違いや、共通の目標を相互に理解することにより、より有意義で効果的なプロジェクトの実施に繋げられる。

・ インクルーシブビジネスを検討中の企業
インクルーシブビジネスの検討時、パートナー機関との連携交渉時などに、プロジェクトの方向性の確認、検討、調整ができる。


今後、企業との連携を模索しているパートナー候補機関(国際開発機関、NGO等):

企業側のインクルーシブビジネスの連携に係る考え方、方向性、ニーズを知り、パートナー企業の開拓、連携推進に繋がる知見を得ることができる。
 
共催: 東京国際大学 国際戦略研究所、一般財団法人国際開発機構(FASID)
後援: 国連グローバルコンパクト・ネットワークジャパン(GCNJ)
お問合せ先:一般財団法人国際開発機構(FASID:阪田/永井(psp@fasid.or.jp
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