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5月21日(水)19:00~ 第154回CSR BOPウォッチ「農産物ビジネスと農村組織化による、ケニアの貧困解決への挑戦 – AIでは解決できない仕組みづくりの本質について考える」ケニア現地法人 アルファジリ・リミテッド

第154回CSR BOPウォッチ「農産物ビジネスと農村組織化による、ケニアの貧困解決への挑戦 – AIでは解決できない仕組みづくりの本質について考える」ケニア現地法人 アルファジリ・リミテッド

講演内容:

アルファジリはケニアの農村で、貧しい農家とともに農産物の栽培・加工・販売を行っている現地法人です。農家が誇りを持ち、安定した収入を得られる仕組みづくりを目指しています。
本講演では、これまでの取り組みに加えて、新たに始めたアボカド栽培とその社会的インパクトについてご紹介します。ケニアは世界有数のアボカド生産国ですが、小規模農家にとっては収穫や販売、品質管理など多くの課題があります。私たちは農家を組織化し、集荷・輸出まで一貫したスキームを構築することで、農村と世界市場をつなげようとしています。
また、収入までに時間がかかるアボカド事業では、融資・割賦払いの仕組み等、ファイナンス支援も重要です。こうした取り組みを通じて、「支援」ではなく「ビジネスを通じた共創」によって、農村の自立と経済循環を目指しています。
AIやICTだけでは解決できない、人と人の信頼関係や現場での工夫、リスク管理の仕組みづくりについてもお話しします。「農村をどうまとめるか」「人の弱さをどう扱うか」といった問いについて、皆さんと意見交換できれば嬉しいです。

講師:

薬師川智子氏(会場参加)
ケニア現地法人 アルファジリ・リミテッド代表. / 非営利社団法人 キャノピオン・イニシアチブ代表理事

高校卒業後、国連職員を志して渡米。テキサス大学卒業後、農林中央金庫に入庫。2014年に青年海外協力隊としてケニアに赴任。現地での暮らしの中で、農村の生き方や人の幸せのあり方に深く共感する一方、貧困の現実に直面し、それが自分の人生のテーマであると確信。「目の前の課題から全力で取り組む」決意のもと、協力隊終了直後にアルファジリを起業。失敗を重ねながらも、現在は農産物の買い取り・加工・販売を通じて、農村と都市をつなぐビジネスを展開。さらに農村から海外、ケニア国外も視野に入れた展開を目指している。ビジネスだけでは解決できない非営利事業にも力を入れていこうと、2025年、非営利社団法人キャノピオン・イニシアチブを発起。メディア取材歴20件、講演回数20件を超える。

開催日時:

2025年5月21日(水) 19:00~21:00 ハイブリッド開催

参加費:

無料

申込み:

1)締切り:5月19日(月)24時
2)以下のURLより、Google formでの申し込みをお願いいたします。

https://forms.gle/RKt6JhGWs8gkXVLe9

FASID オフィスにおける対面とオンラインのハイブリッド開催となります。
講演者は会場参加となります。
開催前日にFASIDからメールにてOnlineでの参加方法をご連絡致します。
会場地図:www.fasid.or.jp/access/

お問い合わせ先

国際開発研究センター 担当:永井・朝戸
メール:psp★fasid.or.jp(★を@に変更してください)
電話:03-6809-1997
 
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