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2024年度テーマ別研修 ジェンダー・多様性コース PSEAH研修



 支援現場での性的搾取、性的虐待、セクシュアル・ハラスメント(SEAH: Sexual Exploitation, Sexual Abuse and Sexual Harassment、以下、性的不正行為)は絶対に許されないことです。国際協力プロジェクトにおいて性的不正行為を起こさせない、そして、起きた時の対応策を整えることは、国際協力に携わる私たちみんなの責任です
 
 本研修は、途上国の現場で起こり得る事例を用いて、国際協力活動における性的不正行為を正しく理解し、不正行為を発見した時の対応について学びます。被害者/サバイバーと支援組織にとっての最善策を考えることを通じて、私たちひとりひとりが性的不正行為に対する意識と行動を変えるきっかけを提供します。

対象者:国際人道・国際開発・国際協力事業に従事する全ての関係者(開発コンサルタント、NGO・NPO職員、行政職員、国際機関職員、民間企業社員等)

1.PSEAHに関するIASC研修モジュール「性的不正行為にノーと言おう」
研修期間:2025年1月20日(月)~2月28日(金)
ライブQ&A講座(Zoom):1月31日(金)、2月13日(木)各10:00~11:00(任意参加)
学習方法:インターネット接続があれば、いつでも、どこからでも学習できるオンデマンド形式です。標準スケジュール(3日に1回30分程度)を目安に、動画視聴、質問や他参加者コメントへの書き込み、クイズがあります。学習時間は7時間程度です。※全過程を完了し、アンケートにご協力頂いた方に修了証書(PDF)を授与します。
プログラム詳細
国連の機関間常設委員会(IASC)は、PSEAコア原則とSHを含むハラスメントを防ぐための国連システム行動規範を浸透させるために、「性的不正行為にNoと言おう」の研修モジュールを開発し、2020年からウェブにて一般公開しています。FASIDは、2021年にPSEAHワーキンググループを通じて同モジュールの日本版オンライン研修開発に携わりました。その知見を活かして、日本版PSEAH研修をいつでも・どこからでも・より多くの人道支援・開発協力従事者が学べるオンデマンド形式で開発・提供しています。


2.シナリオ学習モジュール「物語で学ぶPSEAH」
学習期間:2025年2月10日(月)~3月16日(金)
学習方法:上記1と同じMoodleを利用し、物語の主人公になってPSEAHの実践を体験できる教材です。学習時間は90分程度です。
■プログラム詳細
本モジュールは、PSEAH研修の応用編です。「PSEAHに関する原則は理解したが、実際の現場でどのように活用できるかわからない」、「自分がSEAの状況に遭遇したらどう行動すればよいかわからず不安だ」といった受講者の声に応えてFASIDオリジナル・コンテンツを開発しました。性暴力の専門家ではない主人公を通じてPSEAHを実践する物語を体験し、サバイバー中心アプローチで対応すること、通報義務を実行することを学びます。補助教材としてIASC「GBVガイドライン」の簡易版「GBVポケットガイド」を用います。


上記1.と2.の応募者募集
定員:1クラス 最大15名(複数クラスを開催予定)
受講料:
1.と2.のセット価格5,000円(FASID賛助会員 3,500円) 
既にPSEAH研修を受講済みで、2.のみ受講希望の方2,300円(FASID賛助会員 1,500円)
FASID賛助会員(法人会員)名簿はFASIDのHPからご確認いただけます。
お申込み締切: 2025年1月15日(水)正午(先着順)
■お申込み方法: 
FASIDプライバシーポリシーおよび、FASID研修規約をご確認いただき、同意の上でお申し込みください。
↓↓↓お申し込みは外部サービス(Peatix)から↓↓↓
https://fasidpseah.peatix.com
※お支払いはクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、PayPal)となります。ご利用には、Peatixのアカウント登録(無料)が必要です。FASID口座への銀行振込をご希望する方は、下記の問い合わせ先メールへご連絡ください。
キャンセルについて
・お客様のご都合によりキャンセルされる場合は、なるべくお早めにお知らせください。
・2025年1月15日(水)正午を過ぎてのキャンセルは、キャンセル料が発生します。
■留意事項
・ご参加が決定しましたら、Mooldeのログイン情報を1月20日(月)までにメールにてお送りいたします。
・動画視聴とタスク投稿は、上記1.と2.プログラム詳細のスケジュールを目安に取り組んでください。
・ライブQ&A講座(任意参加)の開催日が近づきましたら、別途メールにてZoomのURLをご案内します。当日は、通信環境や接続状態によっては配信が途切れたり、聞き取りづらくなったりする可能性がございます。通信環境の良い場所からご参加ください。お客様の機器やインターネット接続・通信環境を原因とするトラブルなどが発生した場合、参加費の返金には応じかねます。
参考情報
PSEAHとは:PSEAHは、性的搾取・虐待および性的ハラスメントからの保護(PSEAH: Protection from Sexual Exploitation, Abuse and Harassment)の略称です。 人道支援や開発協力従事者による性的搾取や虐待から受益者を守ることと組織内の性的ハラスメント防止がテーマです。 2018年に日本政府を含む22か国によるドナーコミットメントが取りまとめられたことを契機に世界中でPSEAH普及活動が行われています。以降、PSEAHや“ゼロ・トレランス”(不寛容)を合言葉に、支援現場における不均衡な力関係を背景とした性的不正行為の根絶に国際社会が一丸となって取り組んでいます。
PSEAHワーキンググループとは:日本でのPSEAHの取り組みを推進し、国内支援関係者の理解と実践を浸透させる目的で2020年に設立されました。主に人道支援や開発協力に携わる非営利組織や個人が参加しており、FASIDもメンバー団体です。FASIDは、国際協力組織・団体の職員、ボランティア、その他関係者がPSEAHを正しく理解し、行動できることを目指し、研修モジュール開発・実施、研修運営体制の確立に向けて活動しています。
問い合わせ先
一般財団法人 国際開発機構(FASID) 人材開発事業部 松本
Email: fasid.gender★fasid.or.jp ←左記の「★」記号を「@」記号に置き換えてください
TEL: 03-6809-1996
(不定期で在宅勤務を実施しているため、お問い合わせはなるべくメールでお願いいたします。)

 

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